逗子,葉山,屋根の修理リフォームの服部瓦店　Blog

水曜、木曜日の豪雨での雨漏り補修のご依頼がありましたので、逗子で２軒、葉山で２軒回ってきました。桟瓦の割れていたのが３軒ありましたので、その場で桟瓦を差し替え完工いたしました。屋根材の下には、下葺き材と呼ばれている防水層がありますので、たいした雨でなければ、お部屋の中まで雨漏りはいたしません。写真の屋根は築５０年ぐらいの瓦屋根ですが、海岸から近くに建っているために、桟瓦が塩害をお越しています。塩害とは桟瓦と桟瓦の重なり部分に潮風で細かい海砂が入り込むために、海の塩が長年にわたり蓄積され焼き物の瓦を溶かしてしまいます。早いもので３５年ぐらいから始まります。昨日おとといの土砂降りでは塩害を起こしている桟瓦の間から雨水が大量に入り込みますので、杉皮の下葺き材でも耐え切れなくなり、防水の効果が果たせずに天井まで雨漏りを起こしてしまっていました。理想の工事方法は瓦の葺き替え工事です。既存の瓦、瓦桟木、下葺き材を撤去し、新設して新しく瓦を葺き上げる工法です。